久しぶりに面白くて一気に読んでしまった本に巡り合いました。
もちろん、この表紙をみてピンと来る人は多いかと思います。
全米で250万部を売り上げた『ザ・ゴール』。
そのシリーズを書いたゴールドラット博士の最新作。
ちなみにシリーズはこちら↓↓↓↓↓
会議に参加してると、どうしても脱線してしまって、頭を抱えることが多くて、
けど、いつも思うのが「また同じ話してない?」ってこと。
ただ、それが悪いことではなくて、多分、そこに問題があるはずだから、
それを何とかして解決したいって思うんだけど、悩むと混乱する(汗)
私にロジカルシンキングが足りないことは明確なんだけど、
その前に、もっと何か気づくべき点があるはずでは?って思ってたところに、
この本が現れて、もう目からうろこがポロポロ落ちる(笑)
頭でぼんやり考えていることを、言葉で明確にされることは、
一瞬にして連鎖が見えるいいヒントになる。
私がこのところ考えていることはそれぞれ個々の問題だと思っていたけれど、
この本を読んで、色んなことが繋がって見えるようになって、
やはり学ぶことは大切なことだし、学んだことを活かさなければ、
それは全て無駄なものになってしまうと思うから、
またやるべきことが増えて、周りには時間割いてもらう必要があるけれど、
どうにかして皆の力になりたいなぁと思ったりするわけで。
書評と言うよりは自戒の念がこもった感想になってしまいましたが。
以下抜粋。
「人は、望ましくない状況に直面し、自分ではどうすることもできないと感じる時、
閉塞感を味わう。そうした状況で成功するには、何らかのブレークスルーが必要だ。
(中略)本当に有意義な機会とは、閉じ込められた状況の中で、
どうすればその障害を克服できるのか、そのことに気づいた時に訪れるのではないだろうか。
言い換えれば、ブレークスルーを見出した時だ。
つまり、人は障害を克服する方法を見つけた時、
何らかのブレークスルーを考えついた時に、有意義な機会に巡り合えるのだ。」
「『父さんが物理の研究をやめて、組織に携わるようになった時、
一つ、とても驚いたことがあった。人の考え方だよ。
ほとんどの人は、ものごとは複雑であればあるほど凄いことだと思い込んでいるんだ。
これは、まったく馬鹿げている。そんなふうに考えていると、だんだん人は頭を使わなくなってしまう。
いいかい、複雑なソリューションなんてうまくいくわけがない。
だから人は自分にはわからない、知らないと思い込んでしまう。
自分を取り巻く環境がどうなっているのか理解するには、
複雑な知識がさらに必要だと思い込んでしまうんだよ。』」
「慢性的な問題を抱えている人が、自然と防衛メカニズムを自分の中で築いてしまうことはわかっている。
問題を解決することを諦めて、そのまま抑え。込んでしまおうとするのだ。
こういう人たちは、人生に対する期待感が低くなってしまう傾向があることもわかっている。
本当に重要な問題からは目を背け、それほど重要でない事柄にエネルギーを注ぐことになるからだ。
だから努力の割に、なかなか思うように好転しない。
人生に対する期待感が低くなるのも当然だ。」
「『『どうして』『なぜ』を繰り返すと、ものごとはどんどん複雑になっていく・・・・・
そう直感的に、人は思うんだよ。(中略)しかし、ニュートンが言っているのは、その反対だ。
ものごとは収束していくと言うんだ。
深く掘り下げれば掘り下げるほど、共通の原因があらわれてくる。
十分深く掘り下げると、根底にはすべてに共通した少数の原因、根本的な原因しか存在していない。
原因と結果の関係を通して、これらの根本的な原因がシステム全体を支配しているというんだ。
つまり『どうして』『なぜ』を繰り返すことは、ものごとを複雑にするどころか、
逆にすばらしくシンプルにしてくれると彼は言っているんだよ。』」
「『明晰な思考をするというのは、自分の目的とするところに向かって
最も効率的な道筋を選ぶということを意味している。
その意味では、いかに人と良好で調和のとれた関係を保つことができるのか知っておくことも、
充実した人生を送るためには、非常に重要なんだ。
機会なんてものは、自分ひとりの力だけでは手にするのは容易なことじゃない。
まわりの人から多くの助けがあって、はじめて手にすることができるものなんだ。
もし、まわりの人と良好で調和のとれた関係を保っておくことができなければ、
そうした助けをもらうことなど期待できない。
その結果、せっかくの機会もうまく活かすことができなくなってしまうんだよ。』」
「私たち人間は、頭の中で常に勝つことを考えている。
自己の利益を追求するようにプログラムされているのだ。
だから対立に直面した時、ウィン―ルーズの状況に直面した時、
人はどうしても自分を守ろうとしてしまい、相手に対して寛大にはなれないのだ。
そして、その結果に満足できなければ、当然、その満足できない結果に自分を追い込んだ相手を責めるのだ。
人生においても同じだ。様々な経験を通して、私たち人間は、対立する状況に直面した時、
相手を責める習性を築いていくのだ。
では、いったいどうしたらいいのだろうか。『ものごとは、そもそもシンプルである』という考え方をすればいいのだ。
対立の根底にある前提を取り除くことで、対立を解消しようというアプローチをとるべきなのだ。
対立を解消することで、望ましい変化への道筋もできる。」
「『いいソリューションというものは、根本的な対立を解消するようなソリューションだ。
根底にある前提を変えて、その結果、状況が大きく変わる。
状況が変われば、自分を取り囲む現実もスターと時点とは大きく異なってくる。
しかし、ソリューションの導入はまだ完了していない。
だから将来いったいどういう状況になるのか、その状況を想像してみるんだ。
必要な変化をすべて実行したときに存在し得る状況を明確に頭の中に描いてみる。
(中略)その時の『好ましい現象』、つまりその時、何がこの会社の強みになっているのかを探してみるんだ。』」
「すべての事柄は、原因と結果の関係でつながっている。
そして、その根底には共通した根本的な要素が存在する。
だから明晰な思考をするための鍵となるのは、そのロジカルマップをきっちりと構築することだ。
まず、どれか一つ現象を選んで、そこからスタートする。どの現象でも構わない。
そして、なぜその現象が存在するのか、と問いながら、根本的な原因までどんどん辿っていく。
問題はそうやって結果と原因の関係を順に辿っていくと、
やがて、私たちの感覚では、直接確認しようがない抽象的なものにぶち当たる。
(中略)人を相手にする時も原因を見つけようと掘り下げていくと、しばしば抽象的なものに出くわす。
(中略)考えてみれば、愛だの憎しみだの、それから動機や知性も、
心理学が扱うもののすべては理論的にしか、その存在は確認されていない。
実際に目や手で確認したものは一つもない。(中略)抽象的なものを相手にする時は、注意してないと、
ロジックが同じところをぐるぐる循環してしまう。
(中略)ロジックが循環していると、ある結果の原因を突き詰めようとしても、
はっきりと確認することはできない。でも、それではダメだ。根拠をはっきりとさせないといけない。
そのためには、少なくとも、もう一つ何か別の結果が必要になる。
はっきり観察して、そうだと確認できる結果だ。もし、そうやってその原因を確認することができたら、
袋小路から抜け出せる。さらに掘り下げて、根本的な原因を探し求めることができるんだ。」
「いちばん重要なのは、自らのコンフォートゾーンの外へ押し出された人たちに、
提案のベースとなる原因と結果の関係(彼らの予想とは真っ向から相反する原因と結果の関係)に
本当にメリットがあるのかどうかを判断する十分な経験がない場合、
はたして説明だけで、時間と労力を費やしてテストを立ち上げ、監視し、
そして分析する動機を彼らに与えることができるかどうかということだ。
(中略)どんなにオープンマインドな人でも、私の意見が彼らの理に適っていないのであれば、
私の意見に合意してはくれない。」
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